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水泳をどう見るか?

北島ごぼう抜き!日本新で初の銀

昨日まででオーストラリアのメルボルンで開かれていた世界水泳が終わったそうです。テレ朝が中継していたようだが,ほとんど見なかった。多分,視聴率的にもそんなにいけてなかったのではないか。もちろん,スポーツそのものにとっては,視聴率は意味がない。が,どうせ中継するのあれば,その競技の将来にも繋がる形でやって欲しいところ。しかし,そういう視点を提示することが日本のマスメディアは上手くない。

野球などに関しては,たまに落語家やアイドルでも玄人のごとく打順や投手のローテーションを語ることがある。サッカーも野球ほどではないが,そういった傾向がある。これは,そのスポーツの浸透度を示すものだろう。もちろん,ひいきの選手やチームを見ることが主眼ではあるが,その競技に対する自分なりの見方を備えたヒトが存在することを意味している。つまり,こういうヒトにとっては,自分のひいきの存在の勝ち負けとともに,ゲームを楽しむことが可能である。負けても要因を分析するとか,じゃーどうしたら良いかうを考えるのだ。

では,水泳はどうか?はっきり言って良く解らない。例えば,アメリカの7冠の選手のことをしきりに取り上げていたが,その凄さをどう見たら良いのか?例えば,日本の選手がこうなるにはどこが違うのか?ここらへんを語れるヒトが居るんだろうか?そうでなければ7冠を強調されても,あんま意味がないと思う。ただ凄いというのであれば見れば解るわけで,わざわざ興奮したおっさんに凄い凄いと言ってもらう必要はない。

意味もなく興奮をしている変キャラを使うのではなく,その凄さをどのように伝えることが可能なのか?ここらへんを考えれば面白いと思うのだが,まー,ワールドカップのときもあからさまにサッカーに興味がなく「中田っ!,中村っ!」としゃべるだけのアイドルを起用しているようなとこでは望み薄だけど。個人的には,ペルー戦に導入していた微速度カメラは実は,スポーツ中継の新しい視点になると思うだが。そういった視点を提示できれば,水泳とか柔道とかでも,その面白さを伝えることができると思うのだが。もったいない。
by shanggelila | 2007-04-02 10:57 | たわごと
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